心療内科と精神科の違いとは?

体の不調が強く出ているとき

気分の落ち込みや気力の低下は誰にでも起こることですが、健康な人なら自然に回復することがほとんどです。長期に不調が続いている場合は、うつ病など心の病気になっている可能性もありますので、早めに医療機関に相談しましょう。心の不調がある場合は心療内科や精神科が相談に応じてくれますが、どちらを選ぶべきかでも悩むところです。まず、心療内科はストレスが原因で体に様々な不調が出ているときに向いています。ストレスが原因で胃腸に不調が出ているときや、動悸や息切れの症状があるときなどは心療内科に相談してみましょう。このほかでは、体に不調があるにもかかわらず、検査をしても異常が見つからないという場合も、心療内科の対象になります。

精神的な不調が目立つ場合

精神科では、どんな症状を診ているのかも知っておきたいところですが、こちらは体の不調よりも精神的な不調が目立つ場合に向いています。気分の落ち込みが長く続いている場合や、イライラした気持ちが強い、落ち着かない場合は精神科に相談してみましょう。このほかでは、幻聴や幻覚などの症状がある場合も精神科の対象になります。誰かに監視されているように感じる、悪口を言われているように思う場合も精神科が向いています。どちらで診てもらうかで悩んだ場合は、心療内科と精神科を両方カバーできる医療機関にも注目したいところです。最近は、精神科と心療内科を併設している病院やクリニックも増えています。まずは、どのような症状なのかを医師に診断してもらい、それぞれに合う治療で回復を目指しましょう。